今日の東京外国為替市場は円高が進み、21時時点で1ドル108円半ば付近での取引となっています。この水準、iPhoneが立て続けに値上げされる以前の水準に戻っています。
iPhone6は円安で2度の値上げ
為替市場が円安に進むことでAppleはiPhone6の価格を頻繁に値上げしました。iPhone6は発売から2ヶ月で値上げされ、さらに4ヶ月後に2度目の値上げが実施されました。値上げ時期の円相場は下のグラフの通りです。
iPhone6sは2回目の値上げ後のiPhone6の価格水準を引き継いでおり、Appleは1ドル120円くらいの時期にiPhone6s (16GB)を86,800円と設定しました。しかしiPhone6発売時、16GBモデルは649ドルで67,800円で、その時の円相場が今と同水準です。
矢継ぎ早に2度値上げしたなら、迅速な値下げを
上のグラフからもわかるように、Appleは短期間に2回値上げを実施しています。その反面、値下げに対しは鈍感な印象を受けます。どの企業もそうですが、Appleも値下げには慎重になっているようです。
もう少し為替相場が落ち着つくのを待つ必要があるのかもしれませんが、iPhoneが値下げされるべき為替水準に来ていると思われます。
またiPhoneだけでなく、アプリの価格、iCloudやApple Music、開発者登録費用なども値下げされるべき状態にあると言っていいでしょう。Appleの柔軟な対応を期待します。