T-Mobile USはもともと音楽ストリーミングサービスのデータ通信量を月間の総データ量にカウント
しないサービスを提供していました。大量の楽曲ライブラリにどこでも、いつでもアクセスして音楽を楽しめるストリーミング配信サービスと非常に相性の良いデータ通信プランだと思います。
このサービスをApple Musicにも適用する(英語)ことがT-Mobile USから発表されました。これまでのサービス提供の流れから考えれば当然と言えば当然ですが、同社の取り組みによってApple Musicでもデータ量を監視することが技術的に可能であることがわかりました。
こんなサービス、日本でもあればいいのに思ってきました。MNOが設備的にもオプションの企画力的にもこの手のサービスを提供する一番手であることは確かです。しかしMVNOも価格競争でしか他社との差別化ができていない状況で、こうしたサービスを提供するのはあり得る話だと思います。
すでにOCNは自社のMVNOサービスで050 Plusの利用などでデータ通信量をノーカウントにするサービスを発表しています。この方向が音楽ストリーミング配信にも向かえば面白いはずです。Apple MusicだけでなくLINE MUSICやAWAも活気づくでしょう。
iPhoneの販売競争は激しくなっています。価格競争をしなくなって久しいMNOには、ぜひ一歩踏み込んだプラン(オプション)の提供でiPhone6sの販売競争をしてほしいです。最近影が薄くなってきているソフトバンクの一歩踏み出すことを期待します。