2015年7月30日木曜日

Apple Musicの利用者1000万人って少なすぎないか?

Apple Music(無料期間)の利用者が1000万人に達しているとの情報が出ているようです(APPLE MUSIC OVER 10 MILLION)。音楽関係の噂を掲載するサイトが大手レーベル関係者の話として掲載しているのですが、感覚として利用者が少なすぎる印象です。


Apple Musicより少し先にサービスを開始ししたLINE MUSCIは日本だけでの展開で300万ダウンロードを達成しています。LINE MUSICも同様に無料期間の設定があり、多くの人が気軽に体験して300万です。Apple Musicも同じくらい気軽に体験できる仕組みになっています。

さらにApple Musicは北米、日本(アジア)、ヨーロッパ、中南米、オセアニアなど世界中のiPhone(iPad、Mac)ユーザーを対象としています。日本のLINEユーザーよりもはるかに多くの人がApple Musicのサービス対象になっています。このApple Musicの利用者が1000万人というのは過小評価となっている気がします。

もし無料期間の会員が1000万人だとしたら、この会員のうち有料期間になると200万人程度しかApple Musicには残らないでしょう。世界中で大規模なプロモーションを行い、アーティストに十分な報酬を支払う音楽サービスとして成り立たない水準です(売上規模は年間300億円)。


AppleはApple Musicの有料利用者目標を1億人としているとの情報もあります。その目標から逆算しても現在の無料期間の利用者は数千万人ほどはいるのではないでしょうか。いずれにせよ1000万人は少ない印象です。