2013年2月26日火曜日

iPhone5発売から5ヶ月、東京都心でのau LTEの使用感

東京都心をぶらぶらして仕事してる僕としてはどこでもLTEに繋がってることは重要です。auのiPhone5を使い始めて半年、ある程度見えてきました。

まず東京都心部の普通の屋外はほぼLTEでカバーされていると言っていいでしょう。ただ東京都心は「谷」が入り組んだ地形になっていて、こういう場所は弱いのかもしれません。最近では赤坂付近の路地裏で屋外でも3Gになったことがあります。あと人口の谷である高層住宅に囲まれた場所で3Gに落ちたこともあります。

LTEのスピードですが基地局に近ければ20Mbpsほどになります。ただ大半の場所は空いてる時間帯で10Mbps程度、昼休みなどの混雑した時間帯では5Mbpsを下回ることもあります。また電波的な条件の悪い場所でも5Mbpsを下回ることもあります。ただテザリングで必要なスピードは5Mbps程度なのでそれほど混雑で困ることはありません。

こういう典型的な東京都心ではほぼLTEエリアです
なお屋内は一般的にLTE弱めです。窓際でLTEだったとしても少し奥まった場所では3Gになります。そういう場所には3Gの電波が来ているので、LTEの特性による部分があるのかもしれません。大規模な施設なら徐々に屋内局の整備が進んでいて、こちらも発売から5ヶ月で改善を実感できるようになっています。

また、よく調査される電車ですが、山手線や東海道線の駅でもホームの上に構造物がある場所では3Gに落ちることがあります。その時は移動して1分も待てばLTEに復帰するので問題はないでしょう。それ以外の移動中もLTEを離すことはほぼありません。

地下鉄ではauのアピールどおり、ホームではLTEで駅間のLTEも進んでいます。こちらは非常に満足です。ただ地下鉄で超高速通信の恩恵を受けるのは少し難しい気もします。

あと75Mbps対応場所ですが、東京都心の屋外では確認できていません。屋内では新宿の家電量販店や駅ビル、有楽町の家電量販店、銀座のApple Storeなどで確認していますが、どちらも屋内局での高速化されているようです。

結論として、一部改善の必要な場所があるのは確かですが、総じて満足できるレベルです。75Mbps対応には期待していますが、スピードに関しては現状でもテザリングやネット利用において不便を感じることはありません。

今後は基地局の高密度化でエリア内の電波強度の確保、ピコセルの設置でビル影や谷間のカバー、75Mbps化で混雑の緩和と高速化が進められるでしょう。多くのiPhone, iPadユーザーのいる東京都心は常に改善をし続けなければならない、特殊なエリアなのかも知れません。