Appleは9月の発表イベントで「発売当初からの対応キャリアは限られるけど、今後対応キャリアは増えていく」と明言していました。その言葉を聞いてドコモ、au、ソフトバンクでも発売からそう遠くない時期にVoLTEが開始されると予想していました。
iPhone6/6 Plus発売日のイベントでドコモの加藤社長は「早く対応したい」と発言し、田中社長もインタビューで「吉日に発表します」とのコメントを出していました。しかしその後雲行きが怪しくなり、年末のラジオ番組で田中社長は対応しないことを聞かれて「大人の事情」とも答えていました。だんだんVoLTEに対応しなさそうな雰囲気が漂い始めているのは確かなようです。
そう考えると3月にも予想されるiOS8.2へのアップデートが日本でのiPhone6/6 PlusのVoLTE対応の最後のチャンスになるのではないでしょうか。対応できるキャリアは限られるかもしれませんが、それでもiPhoneが日本国内のVoLTEに対応することは対応端末普及台数という点で大きな意味を持ち、iOS8.2にも(かなり可能性は低そうですが)期待しています。もしiOS8.2がVoLTEに対応しなければ、日本でのVoLTEはiPhone6s以降にお預けになると考えていいかもしれません。