2014年9月12日金曜日

iPhone6のVoLTE周辺がざわざわしてる感じ

9日のスペシャルイベントではほぼ予想通りのiPhone6が発表され、事前に対応の噂が先行していたVoLTEもしっかり対応していました。しかし発売日からの対応は海外キャリアのみでドコモ、au、ソフトバンクの文字はありませんでした。


この対応遅れについてドコモは「時期は未定だが、アップルと協力しながら対応を進めたい」と広報が答えており、鋭意Appleと対応へと向けた調整を続けているっぽいです。KDDIも日経新聞のインタビューに対して「遅れる理由はよくわからない。当社は準備OKなのだが……」と答えています。導入には前向きだが、Apple側の判断があったことをほのめかしています。ソフトバンクについてはまだ情報が出ていないのですが、こちらも導入に向けて調整しているのでしょう。

今回の遅れの原因は一体何だったんでしょうか。

ドコモの遅れはiPhoneとドコモのネットワークの相性をチェックする必要があるとドコモの加藤社長は言及しています。VoLTE通話中に3Gに切り替わった場合の挙動は繊細なもののようで、この検証が済み次第VoLTE導入という話になるのかもしれません。

auは「準備万端」としていながら対応が遅れています。以下は妄想ですが、Appleサイドが、どうせなら国ごとにまとめて対応してしまおうと考えているのかもしれません。OSのアップデートの手間もありそうですが、どうも1社が飛び抜けた性能を持つことで他のキャリアのiPhone販売が減ることを危惧しているようにも見えます。


Appleの理想は3社が競争してiPhoneの販売数を最大化することであって、どこかのキャリアに販売数が偏ることではありません。そのようなことも考慮してVoLTEの対応を国内キャリアで統一しようと考えてる可能性は十分にあると思います。

結局あと数か月くらいでドコモとauはVoLTEに対応しそうな雰囲気はあります。ソフトバンクが沈黙を守っているので、その行方は謎ですが。