2015年3月19日木曜日

iPhoneと言えばソフトバンクって時代は終わったのか?

iPhone=ソフトバンク、思い返せば数年前まで当たり前でした。しかしau、ドコモが相次いでiPhone販売に参入して徐々にソフトバンクはiPhone販売のシェアを落としています。とはいえ、これまで販売ランキングでは常にソフトバンクのiPhoneがauやドコモを抑えてトップを確保しており、iPhone=ソフトバンクのイメージをかろうじて保ってきました。

しかしその状況に異変が生じているようです。2015年2月の販売ランキング(BCN調べ)ではauのiPhone6 64GBモデルがトップ、ソフトバンクのiPhone6 64GBが2位となりました。これまでもauのiPhoneが月間でトップになったことはありましたが、新モデル発売前の需要が落ち込んでいる時期にトップを取るくらいでした。しかし2月は比較的携帯電話需要の多い時期であり、この時期にauがトップを取っていることは販売状況がこれまでと異なってきたことを示唆します。


そして国内の携帯電話販売の最盛期となる3月もこの傾向が続き、第2週のランキングではauのiPhone6 16BGと64GBが1位、2位を占めています。ソフトバンクも3位、4位につけているのですが、やはり少し勢いに陰りが見えているようです。


ソフトバンクはiPhoneを最大の武器にして成長してきたものの、iPhone5s/5c発売頃から孫社長のiPhoneへの情熱が冷めてしまった印象でした。その情熱の冷め方に比例して販売ランキングも低下してしまったのかもしれません。

ちなみにiPhone6/6 Plus発売日の孫社長のツイート。


これはもう社長自身がiPhoneへの興味を失った感じが出ています。

iPhone5の時は


これをみても社長の情熱がどこに向いているかがわかります。ソフトバンクはiPhoneという他社を圧倒する武器を失い、かといって低価格競争をするわけでもなく、一体どこへと向かうのでしょうか。