最近の携帯電話販売ランキグなどを見ていると4月以降、iPhoneを含めたスマートフォンの販売が右肩下がりになっていることが伺えます(参考:絶好調から一転、2014年4月はスマートフォンの販売台数が急落)。消費者は高価格スマートフォンの購入に及び腰になっているようです。これはiPhoneも例外ではなく、これまでのようにキャッシュバックを背景にした大量販売は過去のものになっています
そこで注目されるのが廉価版iPhoneと言われてしまったiPhone5cです。日本でも既に16GB、32GBのSIMフリー版はApple Storeで販売されています。価格はそれぞれ57,800円、67,800円となっており廉価版というわりにはそれほど安くなく、8GBモデルの47,800円という価格設定に期待したいところではあります。
しかし既に8GBモデルが販売されているイギリスでは429ポンド(73,000円)、オーストラリアでは679豪ドル(64,000円)、スペインでは549ユーロ(76,800円)となっています(全て税込み)。これは日本の16GBモデルの販売価格(税込み62,424円)よりも高く、Appleがこれ以上安くして日本でも8GBモデルを販売するのかという疑問はあります。
とはいえ高額のスマートフォンの売れ行きが悪くなっているのは事実であり、低価格帯まで手を広げることで需要を広く受け止めることは可能になります。将来的には47,800円で最安価格帯のiPhoneが日本でも出てくるのではないでしょうか。