2014年5月12日月曜日

ゲーム会社はスマホアプリに頼るしかないのか

今日のニュースで大手ゲームソフト会社スクエア・エニックスが業績予想を上方修正し、株式市場がその結果を好感していると報道されました(スクエニHDは急反発、前期業績予想を上方修正、FFやスマホ向けドラクエ好調)。同報道によるとスマホアプリである「ドラゴンクエストモンスターズ(App Storeへのリンク)」が好調で、今後の業績にも結びつくと解釈されたようです。

またカプコンは先日、大人気ゲームiOS版「MONSTER HUNTER PORTABLE 2nd G for iOS(App Storeへのリンク)」をリリースしています。これでiPhone, iPadでもモンハンが楽しめるようになり、利用者は身近なディバイスで遊べ、カプコンは新たな販路を得ることになります。

一方でスマホゲームへの進出をためらっている任天堂は業績不振に陥っています。業績悪化を受けてスマホへの進出も有り得ると報道されていますが、なかなか難しい状況になっているのは確かです。

任天堂3年間の株価推移
もうゲームはスマホアプリにすがるしかないのでしょうか。少なくとも現状では答えは「Yes」でしょう。今は多くの利用者はスマホでゲームを楽しんでいて、そのユーザー数を無視するのはゲーム会社として相当の覚悟が必要です。任天堂は相当の覚悟を持って、無視しているようですが、そのやせ我慢がいつまで続くかは不透明です。

しかしスマホゲームがどこまで続くかも不透明です。スマホゲームが出てきたのなんて、たかだかここ2、3年で今の好調がいつまで続くかはわかりません。今まで幾度となく、ゲームを取り巻く環境の変化に対応してきた大手ゲーム企業です。その変化を上手く捉えて、ポストスマホ時代にむけて戦略的にゲーム事業を展開するなら(出来るなら)、不振に陥っている企業に復活の目があるかもしれません。

ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト
App Storeへのリンク
無料アプリ
MONSTER HUNTER PORTABLE 2nd G for iOS
App Storeへのリンク
有料アプリ