Appleが今年の年末年始も無料アプリ「12 DAYS プレゼント - iTunes」経由でアプリ、映画、音楽の無料配布を実施するようです。今年はiBookstoreから選ばれた電子書籍も無料で配信されるようで、よりコンテンツの幅が広がっています。
なぜ無料で配布するのでしょうか。もちろんタダで配るだけでなく、Appleには狙いがあります。その狙いやはり利用者の囲い込みでしょう。App Storeからアプリを買う、iTunesからコンテンツを買う、iBookstoreで電子書籍を買うという習慣をユーザーに定着させることが目的になっていると思われます。
さらに、一度iTunesから音楽を購入し始めるとそれ以外の配信プラットフォームからダウンロードすることは楽曲管理上で不便になってしまいます。同様に電子書籍も映画もそうです。配信プラットフォームは一つに絞った方が便利なので、配信側はユーザーを囲い込むと継続的なダウンロード売上が可能となります。その最初の一曲、一冊を無料配布で切り拓く意図もありそうです。
無料イベントでコンテンツを体験的にダウンロードしてもらって、利用者を囲い込むのは上手い方法だと思います。
さらに、あとで知ったのですが「12 DAYS プレゼント」はiOS7にのみ対応しています。これもApple側がiOS5, 6ユーザーを7へと移行させたい意図が見え隠れします。アプリの開発やサービス提供でOSが統一されていることがiOSのメリットの一つになっています。そのメリットを最大化させるためのキャンペーンでもあると思われます。
12 DAYS プレゼント - iTunes
App Storeへのリンク
無料