2013年7月26日金曜日

UQ WiMAX2.1(TD-LTE互換)を10月から開始 え?10月ってもしかして?

昨日からちょっとした騒動になっていた2.5GHz帯の追加割当問題ですが、大方の予想通りKDDIグループのUQコミュニケーションズの計画が承認されました。同社はさっそく今年の10月からWiMAX2.1を始めるようです。

当然ですが、現時点でUQコミュニケーションズやKDDIはTD-LTEに対応した機種を販売していません。割り当てが決まった今日から開発たとして、簡単なモバイルルーターでも発売開始まで少なくとも半年は必要でしょう。

では、なぜ10月からサービス開始なのでしょうか。やっぱり、iPhoneなのでしょうか。そう考えると急いでサービスインするのも納得です。ただ、少し気になるのはサービス開始時点の人口カバー率です。総務省に提出された計画をみると、開始から半年後(2014年3月末)でも人口カバー率は44%にしかならなりません。これは散々批判されたiPhone5用のLTEより遥かにエリアが狭いことを意味します。

もしiPhoneにTD-LTEが搭載されるなら、またKDDIとソフトバンクとカバー率などで激しい競争になりそうです。でもこの計画では勝負にならないでしょう。

ソフトバンク側があれほど本気で割り当てを受けようとしたこと、KDDI側が急いでサービスインすること、状況証拠は「搭載」となるのですが、実際は決め手に欠けます。

UQは来年3月から、さらに高速のTD-:LTEを始める計画です