当然ですが、現時点でUQコミュニケーションズやKDDIはTD-LTEに対応した機種を販売していません。割り当てが決まった今日から開発たとして、簡単なモバイルルーターでも発売開始まで少なくとも半年は必要でしょう。
では、なぜ10月からサービス開始なのでしょうか。やっぱり、iPhoneなのでしょうか。そう考えると急いでサービスインするのも納得です。ただ、少し気になるのはサービス開始時点の人口カバー率です。総務省に提出された計画をみると、開始から半年後(2014年3月末)でも人口カバー率は44%にしかならなりません。これは散々批判されたiPhone5用のLTEより遥かにエリアが狭いことを意味します。
もしiPhoneにTD-LTEが搭載されるなら、またKDDIとソフトバンクとカバー率などで激しい競争になりそうです。でもこの計画では勝負にならないでしょう。
ソフトバンク側があれほど本気で割り当てを受けようとしたこと、KDDI側が急いでサービスインすること、状況証拠は「搭載」となるのですが、実際は決め手に欠けます。
UQは来年3月から、さらに高速のTD-:LTEを始める計画です |