2016年5月16日月曜日

iOS10はAppleの将来を大きく左右する存在になりそう

iPhoneの販売台数が頭打ちとなり、これまで成長を続けてきたAppleは新たな事業モデルの構築が急務となっています。その第一歩がiOS10なのではないでしょうか。

iOS10はWWDCで発表へ


次期iOSとなるiOS10は6月13日(日本時間14日未明)から始まるWWDCで発表される見込みです。どのような機能が盛り込まれるかは依然として不明ですが、WWDCの開催案内から様々なアプリがiOSとより深く連携すると考えられています。


上の画像が開催案内ですが、上からTinder、Crossy Road、Pocket Yoga、Uber、7 Minute Workout、MLB.com At Bat、Snapchat、Instagram、Dark Sky、Vineを表しているとされます(WWDC 2016公式サイトに現れた「Hello」文字列の意味は?)。

iOS10ではこれらアプリとより深く機能が連携するのかもしれません。例えばカメラアプリで写真や動画を撮影したらすぐにInstagramやVineの投稿ボタンが出てきたり、SiriからUberを手配できるようになったり、Siriとの会話から自分の趣味を判別して同じ興味の人を探してくれたり、そんな連携が予想されます。

より広範囲な連携も


またiOSとより通よく連携できるように、全てのアプリ開発者に様々な機能が解放される可能性もあります。そうなればユーザーの趣味や嗜好、関心、体格、健康、仕事、好きな音楽、好きな映画、通勤経路、ジョギングルートなどの情報がiOS内に蓄積され、インストールされた他のアプリで共有される、そんな形になるのかもしれません。


プライバシーの問題もありそうですが、その問題をiOS10が解決するような仕組みも導入されるかもしれません。「iOS10端末を使えば使うほどアプリが便利に使えるようになる」そんな形でiPhoneが次の次元に飛び立つと妄想します。確かにこうなれば「iPhoneは手放せなくなる」かもしれません。

iPhone7ではこの機能を強力にサポートする何かがディバイスに組み込まれるのかもしれません。そうなればiPhone7は誰もが買い換えたくなると思う。。。かもしれません。

穿った見方になるかもしれませんが、AppleはiOS10で失敗してしまうと長い苦悩の時代に突入する可能性も否定できません。それほどiOS10は重要な存在になりそうで、それが発表されるであろうWWDCは注目です。