iPhone6s/6s Plusからは300MbpsまでのLTE通信に対応し、ドコモでは下り最大262.5Mbps、auでも同225Mbpsでの超超高速通信が可能になっています。またそれぞれ実測でも200Mbps、150Mbps以上の速度が出ると予想され、数年前までは想像もできなかったような通信環境が実現します。
しかしau版のiPhone6sでは一つだけ通信関連の性能が落ちています。iPhone6s/6s Plusのスペック表を見ると「EV-DO Rev.A対応」と書かれています。iPhone5やiPhone5s/5c、iPhone6/6 Plusまでは「EV-DO Rev.B対応」でした。これはauが提供するWIN HIGH SPEEDに対応しなくなったことを意味します。
この影響で3G通信での下り最大速度が9.2Mbpsから3.1Mbpsへ低下します。すでにauのLTE対応スマートフォンでのデータ通信の大半はLTEに置き換わっており、実害のないスペックダウンと言っていいでしょう。しかし、そこを変更することで何かメリットがあったのかも不明ではあります。
ちなみに今のiPhone6 Plusでの3G通信は3Mbps以上の通信が可能になっています。Rev.B対応の結果と3G通信の利用者が減っているためだと思われますが、iPhone6sではこれが少し遅くなるのはもったいない気もします。ほとんど3Gは使いませんが。