9月9日にAppleは次期iPhoneの発表イベントを開催します。おそらくiPhone6sとiPhone6s Plusが発表されるとみられますが、iPhone6cの情報は錯綜しています。出る、出ない、遅れて出る、いろんな情報があります。しかしiPhoneの試作機と見られる機種の技適情報から考えるとiPhone6cは出ない、遅れて出ることもない、と推測されます。
Appleはこれまで「Upside合同会社」を通じてiPhoneの試作機の技適マークを取得して通信テストを行ってきました。このことに関しては「技適から推測する次期iPhone、2モデル用意でWiMAX 2+/AXGPやAPT700の対応は確実か」で詳しく書かれています。
今年は「株式会社SCアソシエイツ」がiPhoneの試作機の技適マークを取得しているようです。同社の技適マーク取得の型番を見るとA46とA51という試作機っぽいものが確認できます。ちなみに同社が技適マークを取得しているB45、B50ってのはApple Watchの38mm、42mmモデルの試作機だと思われます。(株式会社SCアソシエイツが取得した技適マーク検索結果)
昨年、Upside合同会社が取得したiPhone6とiPhone6 Plusの試作機はA36とA41でした。今回SCアソシエイツ社が技適マークを取得した機種の型番は、それぞれ10ずつ増えているので次期iPhoneの試作機と考えて良さそうです。無線設備の種類を見ると次期iPhoneの対応するLTE周波数なんかはiPhone6/6 Plusと同様のようで、ここに特に新しい情報があるわけではありません。
しかしiPhone6cに該当する機種の試作機の番号が見当たりません。試作機の型番が2つであることから次期iPhoneも2種類で、おそらく4.7インチのiPhone6sと5.5インチのiPhone6s Plusであるとみられています。iPhone6cは出ないっぽいです。また現時点で3機種目の技適も通過していないことを考えると、iPhone6cが11月頃に遅れて発売される可能性も低いのではないでしょうか。
答えはすべて、9月10日午前2時からのイベントで明らかになります。