その重要な指標であるMNPでソフトバンクが第3四半期はマイナスに陥った可能性が出てきています。ドコモは先日の決算発表で2015年3月期の第3四半期、MNPで5万契約のポートアウト(マイナス)があったと公表しています。またKDDIは第1、第2四半期より第3四半期は1.4倍ほどのMNPのポートイン(プラス)があったと説明資料内のグラフで示しています。
もともとiPhoneの発売直後はソフトバンクがMNPで苦戦することが多かったのですが(それでも単月ではギリギリプラスを維持していました)、その苦戦が10月以降も続いたことになります。
ソフトバンクは最近「つながりやすさ」を前面に宣伝を展開していますが、おそらくMNPや純増数を頑張って稼いで宣伝することをやめてしまったのでしょう。2月10日、ソフトバンクは決算説明会を開催しますが、孫社長がその席でMNPや契約純増について何を語るのか、注目したいと思います。