主に報告は投資家のためのもので、アナリストは売上高や利益、配当方針などに関心を持っていそうですが、Appleファンも注目すべき点があります。
まず地域別の売上高やiPhoneの販売動向は気になります。よく売れる地域、成長の著しい地域はAppleも大事にする傾向があるので、新サービスの対応や新製品の販売開始も早くなります。日本も重要な地域として認識されていますが、iPhoneの販売台数は一時期ほどの勢いはありません。変わってAppleは中国での成長に力を入れているようで、日本を通り越して中国でApple Payが使えるようになるとの噂もあります。なので地域別の売上高や成長力はファンとしても見逃せません。
続いて注目されるのは製品別の売上高です。AppleにとってiPhoneが最も売れる商品であるのは確かですが、iPadやiPodも重要な商品群です。これら商品の売れ行き動向はAppleの商品戦略を想像する上で参考になります。iPadは売れ行きが鈍っているから業務用の大画面モデルが出るとか、iPodは役割を終えつつあるなど、商品別の売り上げ動向からいろいろ語られています。ここにも注目です。