auがBand1(2.1GHz帯、iPhone5, 5s, 5cに対応)のLTEエリア情報を更新しています。そのなかでも150Mbps対応エリアとして6,507ヶ所(6月末から約1,700ヶ所増加)をリストアップしています。このうちキャリアアグリゲーション(CA)で150Mbpsとしているエリアは3,884ヶ所となり、こちらも先月末から1,000ヶ所以上増加しています。
150Mbpsエリアの整備は着実に進んでいます。やはり「秋」のiPhone6を睨んでいるのでしょうか。搭載されるベースバンドチップがCAに対応するとの情報もあります。auの整備状況からもiPhone6はCAに対応するようにみえます。
auのLTEが都市中心部でドコモと同等となる150Mbps(理論値)を出すにはCAが必要です。iPhone6発売直後はメディアの速度競争などで他社のネットワークと比べられる機会が増えます。auはそれに備えてCAエリアの拡大を急いでいる可能性もあります。
ただCA自体が速度向上に大きく貢献するかといえば、必ずしもそうはならない場合もあります。CAは速度向上というよりも、高速通信時の速度安定化に貢献する技術と考えて良さそうです。