2014年8月7日木曜日

T-Mobile USが破談となったSprintを激しく挑発

手のひら返しというか、昨日の友は今日の敵というか、アメリカのキャリアではなんとも激しい競争(舌戦)が繰り広げられています。もともとT-Mobile USのCEOジョン・レジャー氏はセンセーショナルな騒動を起こすキャラクターですが、スプリントに対してもその路線を復活させています。

彼のTwitterアカウントは



(スプリントが潰れる前に、T-Mobileに乗り換えなよ!)(スプリントは溶けていく氷、私にはそう見える。クールなT-Mobileにおいで!)と挑発します。

そしてスプリントの新CEO(@marceloclaure)に対しても


(T-Mobileは既にプリペイドでナンバーワンキャリアですよ!ごめんねマルセロ、あなたはもう抜かれてるの)とさっそく攻撃を仕掛けています。

こうしたやり方にはアメリカでも賛否両論があるのでしょうが、4番手(下位)のキャリアが大手と対峙する際にはこのくらいの派手さが必要なのはどこの国も変わらないと思います。本当はスプリントがこういうやり方で大手2社を喰っていく姿勢が必要だったのでしょう。しかしアメリカには既に強烈なキャラクターのジョン・レジャー氏がいました。

さてスプリントの新CEOはどのようにスプリントを建て直すのでしょうか。マルセロ・クラウレ氏は端末やアクセサリー流通の企業から通信キャリアへの転身ですが、彼のキャリアがどのように活かされるか楽しみです。マルセロ氏はブライトスター時代にApple直営店と連携してiPhoneの下取りサービスを実施してきました。そうした下取りサービスを含めたアフターケアで他社と差別化させる方法を知っているかもしれません。