ただ、報告によるとLTEは5MHz幅となっており、下り最大で37.5Mbpsに限られてしまいます。すでにソフトバンクはBand1で112.5Mbpsのサービスを実施しており、またダブルLTEとしてワイモバイルのBand3でも75MbpsのLTEを提供しています。なので現時点でBand8のLTEを捕まえたとしても、少し遅めのLTEとなってしまいます。
しかし、経緯や周波数幅はどうあれ、始まったことに意義があるのだと思います。既存利用者の移行が進まなければプラチナLTEは利用できないとされていましたが、今回のサービス開始を受けて、この移行に一定の進捗があることはわかりました。既存利用者が多く残る場所でのサービスインはもう少し後になるかもしれませんが、それも時間の問題でしょう。iPhone6には間に合った形になりました。
これでソフトバンクのLTEエリア拡大が大幅に進むことになるでしょう。ただ、これまではプラチナバンドがLTEに使えないのでエリア面ではしょうがない、という雰囲気もあったのですが、これからはそうは言えない状況になります。ソフトバンクも実人口カバー率で99%を目指すようなので、これからかなりの努力が必要になりそうです。