この中で触れられている技術はキャリアアグリゲーション(CA、異なる周波数の電波を合わせて使う技術)、MIMO(複数のアンテナで多重の情報を送受信する技術)、HetNet(マクロセルのエリア内でフェムトセルを活用する技術)、CoMP(複数の基地局と同時に通信する技術)に触れられています。
このうち、auはCAをすでに商用化しています。またドコモも2014年度中にCAを実施するとしています。他社の動きに後れを取らないためにソフトバンクも取り組みの現状を公表したということでしょう。
もしかしたらiPhone6がCAに対応するかもしれない状況で、ソフトバンクとしても技術的に後れを取っているという印象を少しでも和らげる狙いがあるのかもしれません。ただソフトバンクの具体的な取り組みとしてあげられているのは、実証実験段階のもので、商用化はもう少し先になるのかもしれません。