4月以降、ドコモ、ソフトバンク、auは揃って多額のキャッシュバックでMNPを獲得する営業方法を改めました。この影響で携帯電話の販売台数は大幅に減少しており、当初は消費税増税前の駆け込み需要の反動も合わさって、かなりの落ち込みとなりました。
その後、各社決算発表で「徐々に回復している」とのコメントもありましたが、それでも前年比で大きく販売台数を減らしています。結果としてモバイル部門の減少につながった通信キャリアもでてきました。非常に厳しい状況であることは確かで、その前年比の販売減少様子は「
鈍化するスマートフォンの売れ行き、競争軸は端末からネットワーク・サービスへ(BCNより)」に詳しくあります。
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BCNの記事より |
そしてこの低迷状態から脱するきっかけとして期待されているのが、当然のことですがiPhone6です。発売日には長蛇の行列ができる人気機種です。各キャリアとも販売数を確保する絶好の機会と認識しているでしょう。しかし暗黙の了解としてキャッシュバックは自粛状態です。販売数の確保を目指す大手3社には、キャッシュバック再開の悪魔のささやきが聞こえてきているのではないでしょうか。
僕としては暗黙の了解でキャッシュバックを自粛するよりも、批判されてもキャッシュバックで競争する方がマシだと思っています。大手キャリアにとって、いきなり正念場になりそうです。キャリアにはキャッシュバックなどの営業攻勢を再開してもらいたいと思っています。
https://ipad-has-come.blogspot.com/2014/08/iphone6_22.htmliPhone6発売はキャッシュバック再開の誘い水になるか