T-Mobile USの買収を断念したソフトバンク傘下のスプリントですが、CEOを交代させ、早速営業攻勢に出ています。来週にも「非常に破壊的な料金プラン」を提供すると報じられています。皮肉にもアメリカで大手3社体制が無理と分かった瞬間から4社による激しい料金競争が始まりました。やはりFCCが期待する競争は3社体制より4社体制の方が起こりやすかったのでしょう。それをソフトバンク自身が証明してしまった形です。
この「破壊的な料金プラン」は劣勢のスプリントの復活を賭けたプランとされ、中途半端なものでは顧客を奪還できません。相当踏み込んだ内容になるはずです。より多くのデータ通信が可能、より安く、もしくはその両方と予想され米国市場でもある程度期待されているようです。
そこで気になるのが、日本のソフトバンクの動きです。米国だけサービスを安く提供し、日本では高いままじゃ日本のユーザーは納得いかないでしょう。日本のユーザーが毎月支払っている料金がスプリント買収の原資になり、日本での安定した収益がソフトバンクの低利での資金調達の背景になっています。この日本のユーザーからの収益をさらにスプリントの顧客獲得資金とするのでしょうか。もしそうなら不公平感は大きくなります。
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決算発表では元気のなかった孫社長 |
ソフトバンクは18日に戦略機種と新サービスの発表を予定しているようです。この場でアメリカ市場と日本市場で同様に値下げ攻勢を仕掛ける!!と宣言してもらいたいところです。スプリントは次期iPhoneの販売競争に顧客獲得のターゲットを絞っているようです。日米で次期iPhone発売と同時に、一気呵成に競争を仕掛けて、元気な頃のソフトバンクを取り戻すチャンスになると思います。
そしてのんびりしている他社のお尻を叩いてもらいたいです。
https://ipad-has-come.blogspot.com/2014/08/blog-post_16.htmlスプリント「破壊的な料金プラン」を開始へ ソフトバンクさん!日本でもお願いします!!