ここ1ヶ月くらいで急速にその数を増やしているのがソフトバンクの4G LTE 112.5Mbps(iPhoneでは100Mbps)対応基地局です。数ヶ月前までは50に満たない数だったのですが、7月19日時点では12,630まで増加しています。1ヶ月ほど前に一気に増加した後、1週間に1000局増ほどのペースを保っています。このままいけば、iPhone6の発売頃には2万局(全体のLTE基地局の約2/3)くらいに増えてい計算です。
これだけ基地局が増えればauやドコモの超高速LTE(下り最大150Mbps)にも対抗できるはずです。おそらく発売直後にネットメディアや調査会社が実施するスピード比較でも2社に劣らない、もしかしたらかなり勝る結果を出す可能性が出てきました。
しかし、何度もこのブログでも書いていますが、そろそろ単純なスピード比較自体が賞味期限切れになった気もします。そもそも10Mbps以上の速度が出ていれば、実際の使用感で差が出るようなこともなく、場所や時間、下手すれば計測時の端末の向きでも速度は変動します。その不安定な数値を各社で比べることに大きな意味がなくなりつつある気もします。
VoLTEでの高音質通話や発着信のスムーズさ、キャリアアグリゲーションによる通信の安定性確保、高速Wi-Fi対応スポットの拡大、料金プランなど単純な通信速度以外の部分で競争されるんじゃないかな、と予想します。まあ、これはiPhoneがVoLTEやCAに対応するのが前提ですが。。。