ソフトバンクのBand1(2.1GHz帯)のLTEは最近急速に112.5Mbps対応となっていますが、ようやく公式サイトでも対応エリアが更新されました。
7月末時点での情報ですが、北海道、関東、東海、近畿、沖縄の一部地域で始まっている模様です。基地局免許情報からはソフトバンクのLTE基地局全体の1/3くらいが112.5Mbpsに対応しているので、公式の情報よりもエリアは広がっている可能性はあります。やはり、この急速な112.5Mbps化はおそらくiPhone6の発売を念頭に置いたものと思われます。
現在のiPhone5, 5s, 5cは下り最大100Mbpsまでにしか対応していないのですが、次期iPhoneは下り最大150Mbpsに対応することは確実です。そうなればドコモ、auが進める150Mbp化の前にソフトバンクの75Mbpsは太刀打ちできません。ソフトバンクはその不利を跳ね返すべく、必死に112.5Mbps化を進目ている状態だと思います。
ある程度のスピードが出ていればスマートフォンでは十分であるため、3社とも10Mbpsを超えるようなのスピード比較には重要性がなくなってきています。しかしスピードは3社のiPhoneを数字で比べられる数少ない指標なのは確かです。もし112.5Mbps化が発売日に間に合わなければ、スピード比較では明確に不利になってしまいます。それを避ける意味でもソフトバンクは高速化を急いでいるのでしょう。