契約純増数は前年の4~6月期の「9万増」から「46万増」に大幅に拡大しています。この改善の背景にはMNPでの解約数改善があったようです。前年同期間「41万契約の流出」から今年は「9万契約の流出」へと約32万の改善となっています。この32万が純増数改善に直接作用したと考えられます。
さらに月別のMNP概略のグラフを見ると月を追うごとにMNPでの契約流出が減っていることがわかります。6月にはプラスマイナスゼロ寸前まで来ています。近い将来、プラス転換も夢ではないと社長も発言しています。
今年はそのドコモからの大量流出がほぼ止まったため、おそらくKDDIもソフトバンクもMNPでの流入数を4分の1程度(KDDI 6万、ソフトバンク4万)に落としてしまうのではないでしょうか。そして7月以降、もしかしたらソフトバンクがMNPマイナスとなる月が出てきてもおかしくはない状況も想定されます。