東京都の112.5Mbps基地局の免許(1509局) |
しかし112.5MHz化には3Gで使える周波数を削る必要があり、通話や3G通信の快適さが損なわれてしまう危険もあります。綱渡りのような移行とも言われていますが、この時期に112.5MHz化を進めるのはやはりiPhone6の存在があるでしょう。
昨年、ソフトバンクはiPhone5s/5c発売直前に全国で75Mbps化を進めていました。結果、auやドコモに負けないスピードを実現し、雑誌やネットメディアの比較記事でも健闘できていました。もしこの時に75Mbps化が遅れていれば販売競争で大きく遅れを取ったことは間違いなさそうです。
10Mbpsを超えるスピード自体はそれほど利用者の体感を変えるほどではありません。しかし数字で比較できる数少ない指標になっていて、毎回スピード競争が過熱します。そこでソフトバンクが出遅れないための112.5Mbps化だと理解できそうです。au、ドコモはカタログスペックで最大150Mbpsをウリにしそうです。そのウリに実測部分で対抗するには112.5Mbps化が必須だったのでしょう。