2014年5月19日月曜日

格安SIMが通信キャリアの料金プランに与える影響


KDDIの回線を使った格安SIM「mineo」が発表され、さらに格安SIMへの注目が集まっています。やはり今の料金が高いと思っている利用者が多いのでしょう。僕は毎月7GBほど使ってしまうので格安SIMは選択しに入らないのですが、奥さんは1GBも使わないので、格安SIMで通信量を大幅に安くできるはずです。家計からの支出が年間で7万円ほど安くなるなら、導入に前向きになってくれるはずです。


ドコモやauの回線を使った月額1,000円〜2,000円程度で電話番号の付きのSIMが普及し、更に言えばソフトバンクはY!モバイルで同様の格安料金を設定してくるはずです。大手3社は格安プランをMVNOやグループ会社に任せて、自社ではシェアプランや通話定額など「価値」を提供しつつ価格は据え置きって感じのプランを提供する。そういう流れが出てきたようにみえます。

結果として、近いうちに発表されるであろうauやソフトバンクの新料金プランは価格的にはそれほど特徴のあるものではないと考えられます。ドコモの新プランも価格的なサプライズはありませんでした。KDDIの社長も価格競争はしないと明言していたように、やはり大手3キャリアは提供する価値(データプランの柔軟性やシェア、通話定額、高音質通話など)で競争していくことになるのでしょう。

mineoならau用の端末ならiPhone5c/5sでも使えます(SIMフリー端末でも可)。なにも新品の端末を購入して格安SIMを使う必要もないでしょう。数年後、スマホを格安で利用したいなら自分で中古端末を調達してMVNOで契約という方法がかなり広まっていそうです。そう考えるとキャリアショップ、携帯端末販売を取り巻く環境は大きく変わっていきそうです。