既にFDD-LTEとTD-LTEの双方をサポートした端末は一般的であり、auの夏モデルでは殆どのスマホがWiMAX2+対応していました。日本だけでなく米国でもSprintが日本と同じ周波数帯でTD-LTEを実施しており、この周波数に対応するメリットは大いにあります。
Appleには非対応とする理由はなさそうです。iPhone5s/5cと同様にKDDI, NTT docomo, Softbank, Sprintで同一モデルとするならこのモデルにBand41のLTEを搭載することになるでしょう。
では、搭載されればどうなるでしょうか。
やはりBand41の整備ではソフトバンクグループ(WCP)のAXGPに一日の長がありそうです。AXGPは大都市圏、中規模都市、小規模都市中心部くらいはカバーされています。一方でWiMAX2+はようやく東京、大阪、名古屋の中心部と政令指定都市の一部でエリア化が始まったところです。Band41に限れば、エリアはAXGPに軍配が上がるのは間違いないでしょう。
AXGPは水玉模様の場所もあるがエリアが広い |
WiMAX2+は仙台市中心部に予定エリアがあるのみ |
ただ既にスマートフォンは複数バンドのLTEを使って、いかに利用者のストレスとならない運用が出来るか、という段階に来ています。iPhone6がBand41に対応したとしても、利用者の実感としては「最近、通信速度が安定したなぁ」程度になるかもしれません。