2013年12月6日金曜日

合意なのか協議中なのか、AppleとChina Mobile

中国最大の携帯電話キャリアChina MobileとAppleがiPhone販売で合意したとウォルストリートジャーナルが伝えています。しかし報道機関としてはライバルに当たるロイターは「依然協議中」という動向を伝えています(ロイターの記事)。

中国移動のサイトで4Gも案内されていますが、iPhoneではありません
China MobileからiPhoneが発売されることは時間の問題とは思われますが、いつになるのでしょうか。もうiPhone5sの品薄が解消しているので、いつ発売になっても日本に直接的な影響はないでしょう。

ただChina Mobileが手がけるTD-LTEの普及という意味では日本にも大きな影響ありそうです。iPhoneが中国でTD-LTEに対応して多くの利用者を獲得すれば、次期iPhoneからさらに多くの国でTD-LTE対応のモデルが発売される可能性は高くなるでしょう。その対応国の一つに日本があり、KDDIグループのWiMAX2+やソフトバンクグループのAXGPがiPhoneでも使えるようになる可能性が高くなります。

ただ、万が一China MobileからiPhoneの発売がなければTD-LTE自体の普及にも影響が出そうです。TD-LTEの普及という観点で中国でのiPhone発売の動向に注目しています。