2013年11月17日日曜日

ドコモとau、iPhoneで使えるLTE100Mbpsエリアの比較(関西)

ドコモ、auともにLTEの整備に多くの経営資源を投入しています。エリア拡大も急ピッチに進められていますが、同時に高速化を目指して下り最大150Mbps、112.5Mbpsエリア(iPhoneではともに最大100Mbps)を拡大させています。ドコモの高速化はauに遅れて始まりましたが、着実に整備を進めてauを追いかけています。

そこで両社ともに一定のエリアを構築しつつある関西で、iPhoneで使える100Mbpsエリアを比較してみます。ドコモは速度別のエリアマップを公開しているので、それを参照します。auは地名リストが公開されているので、それを地図にマーキングすることでマップの代用としました。



上の地図がau、下がドコモです。ドコモの地図では濃いオレンジの場所が150Mbpsエリア(iPhoneでは100Mbps)です。ドコモが大阪や神戸の中心部で高速エリアを構築しているのに対し、auは京都市北部、大阪府北部・南部がエリアとなっており、大都市を取り囲む形で整備が進んでいるのがわかります。

これは、auは既に通話や通信で利用している周波数帯で高速化を進めているので、混雑地域ではなかなか高速化が進めにくいことが影響しています。それに対してドコモはあまり使っていなかった周波数を利用して高速化を進めているので、データ通信の多い場所から高速エリアとして整備できているようです。

上の地図を見ても互いに100Mpsとなる場所は少ないですが、なぜか京田辺市はドコモ、auともに高速エリアとなっています。何かあるのでしょうか、大学あったり、学研都市が近かったり、何か理由があるのか、たまたまか。謎です。