SprintのWebサイト ここもiPhone5が主役です |
そうした視点で考えると、ソフトバンク以外にスプリントを買収可能な企業は見当たらないのかもしれません。通信で世界を動かす野望に満ちた社長が勝負に出たのか、決断の速い社長の野望に火をつけて死に体の会社を売りつけた証券会社が暗躍したのか、結果が分かるのには3年くらい掛かりそうです。
因にスプリントは赤字企業なので、ソフトバンクがボーダフォンを買収したときのような「被買収企業の将来の収益」を担保に借り入れを行うのは難しそうです。どのようなスキームが出てくるか、注目したいところです。格安の料金プランとiPhoneでソフトバンクは国内市場で一気に存在感を増しました。アメリカではどのような成長戦略を持っているのでしょか、これも非常に注目されます。