2016年3月3日木曜日

Apple Payで鉄道の改札通過、日本では非現実的なんかな


Apple Payが日本でも年内に使えるようになるかもしれないと、数日前から話題です。その話題と並行して、Apple Payで地下鉄の改札を通過する動画も話題になっています。

タッチからの反応が遅すぎる



動画の1分くらいから電車の改札をApple Payで通る場面があります。確かに非接触で通過できています。しかしタッチして、、、、、、、、、、、くらいの間があってからゲートが開きます。これは混雑する日本の鉄道では遅すぎて使い物にならなさそうです。

Apple Watchで検証している場面もありますが、こちらは少し反応が早いです。それでも、、、、、、、くらいの間があります。

Apple Watchには構造的な不便さも



しかしApple Watchで改札を通過するには処理速度以外にも構造的な不便さが存在します。左手にApple Watchをつけて、右側のリーダーにかざす動きは流れの中でやりにくい動作です。特に歩いて改札を通過する時には上半身をねじるのは不自然な動きになってしまいます。

この不便さは飛行機の搭乗の時に体験しました。飛行機の搭乗ゲートはそれほど慌ただしい場所ではありませんが、左手につけたApple Watchを右側に設置されたリーダーにかざす(しかも手首を返さなければいけない!)のはやりにくかったです。それを混雑した鉄道の改札で歩きながらやるのはさらに難しいでしょう。

Apple Payにはそれに適した場所があるはず


iPhoneやApple Watchで鉄道の改札を通過できれば確かに便利です。しかし処理スピード面で非現実的な部分がるのは確かでしょう。Apple Payにはそれに適した場所があるはずで、そこを中心に整備していけばいいと思います。


先ほどの飛行機の搭乗なんかは、それほど慌ただしくありません。フェリー高速バスでも使えるのではないでしょうか。美術館テーマパークの入館、入園で使えればチケット購入に並ぶ必要はありません。リーダーの設置方法などを工夫して、より快適に使えるようになれば多くの人がApple Payを利用するようになるでしょう。

今年後半から日本でもApple Payが使えるようになりそうですが、適材適所で便利に使える場所が増えていけばいいと思っています。