2015年7月1日水曜日

Apple Music開始も日本ではソニー系レーベルが不参加

Apple Musicが開始され、どの程度の楽曲があるのか検索して確かめてみましたが、に本の楽曲に関してはかなり漏れが多い印象です。LINE MUSICが150万曲を揃えているのに対して、Apple Musicは数百万曲(3千万曲と書かれる場合も)としています。しかし日本の楽曲に関して言えばLINE MUSICの方が品揃えに関してはしっかりしている印象です。


その要因の一つになっているのがLINE MUSICに出資しているソニー・ミュージック・エンターテインメント傘下のレーベルがApple Musicで楽曲を提供していないことです。LINE MUSICで楽曲を提供しているJUJU、中島美嘉、TUBE、西野カナ、乃木坂46、剛力彩芽、JUDY AND MARYなど、人気アーティストの楽曲がApple Musicにはごっそりありません。


もちろんソニー系のアーティストでもLINE MUSICに楽曲を提供していないケースはあります。またソニー系以外のアーティストもApple Musicに楽曲を提供していないケースも多く、Apple Musicでの日本の楽曲の少なさは一概にソニーだけの問題ではありません。

ただ過去にもソニーはiTunesへの音楽配信でもAppleとの方針の違いから参加が遅れました。今回もLINE MUSICへの出資等でライバル関係にあるAppleへの楽曲提供に積極的ではないのかもしれません。

Appleとソニーは昔はiPodとWalkmanで争い、いまはiPhoneとXperiaで争っています。両社ともにソフト市場での主導権がハード市場の競争にも大きな影響をもたらすことを熟知している企業です。Apple Musicへの楽曲提供はそうした水面下での駆け引きが影響していそうです。

ただしSONYのApple Music参加に楽観的な意見もあります。


ジャーナリストの本田雅一氏の分析ですが、LINE MUSICだけでは早晩じり貧になり、Apple Musicに参加しない理由もない。とのことでSONYのApple MusicはiTunesの時ほど送れないかもしれないという予想です。 これに期待したいです。