2014年3月22日土曜日

「iTunesがAndroid端末に対応」はインパクトがデカい

あくまで噂ですが、AppleがiTunesをAndroid端末にも対応させることを検討しているという情報が出てきました(Apple considering iTunes Store for Android & on-demand streaming service)。「検討しているという噂」なので信憑性はあまり高くないと思いますが、これが実現すればかなりイパクとは大きいです。

iTunesがiOS以外に対応するのは面白い
音楽と携帯電話の相性はよく、iPhoneの主要コンテンツの一つが音楽であることは間違いありません。またAppleがコンテンツ配信でここまで大きな力を持った背景にiTunesの成功があることも確かです。その携帯電話とiTunesの組み合わせをAndroidまで広げることでAppleは音楽配信市場で持つ地位を維持しようと考えているのでしょう。対応自体はそれほど非現実的なものではなさそうで、期待していいかもしれません。

さらにiTunesがAndroidに対応するとすれば、他のAppleのサービスも対応していってもおかしくはないです。FaceTimeやiCloudが対応していけばかなり面白くなるでしょう。既にiTunesのサービスはiCloudとも深く関連しており、iTunesのAndroid対応はAppleのサービスがAndroidへと進出する第一歩となる可能性が高いです。それを含めてiTunesのAndroid対応に期待します。

しかしiTunesがAndroidに対応することでiPhoneの売上は減少するでしょう。その反面、音楽配信市場でAppleが勢力を拡大して売上を伸ばすことになるはずです。Appleはこの両者を天秤にかけて戦略的な判断することになります。その判断はすぐに下されるものではなさそうで、仮に対応するとしても、もう少し先の話になるとは思います。