2013年9月13日金曜日

ソフトバンクは開き直ると勝負になる

ソフトバンクのiPhone5s/5cだけ発売当初から800/900MHzのLTEに対応できないというハンディを背負っています。期待されたAXGPへの対応もなく、ソフトバンクのiPhoneだけ特徴がぼやけてしまっています。

その不利を挽回すべく900MHz帯でのLTE開始を当初予定の7月から4月へと前倒し(日経の報道より)して、他社との差をできるだけ少なくしようとしています。

ソフトバンクのプラチナバンドの利点説明
でも、やはり発売後の半年間は不利であることに変わりありません。この状況は去年のauの状況に似ています。auはマップを出さず、分かりにくい広告(誤記を含む)で、ソフトバンクと比べた時の不利をできるだけ見えにくくしました。結果はauに対する信頼感を低下させることになったのは周知の通りです。

このauの失敗から学ぶなら、ソフトバンクは開き直るのがベストだと思います。例えば「プラチナLTE開始までデータ定額料金1,000円引き」などが考えられます。不利は不利として、半年後には不利が少なくなると告知し、同時に値引きすれば今の状況に不満のないユーザーは他社へと流出することはないでしょう。

ただ経営的には大きな決断を伴うと思います。期間限定とはいえ他社よりネットワークが劣ることを認めなくてはいけないのは、かなりのリスクではあります。でもauの失敗をみると、潔い開き直りがベストのような気がします。