2016年4月22日金曜日

Apple Watchの隠し拡張ポートがwatchOS2.0.2で塞がれたという話

Apple WatchにはAppleの診断用に隠しポートが存在します。この存在は発売直後から知られており、Kick Starterでこのポートを利用したバッテリーバンドも販売されていました。


watchOS2.0.2から利用不可に


しかしバッテリーバンドを販売していたメーカーがwatchOS2.2から、この隠しポートが利用できなくなるとして、出荷を停止しています。watchOS2.2でも同様の対応が取られているようで、AppleがOS側でポートの利用を制限したようです。


このAppleの対応は少し残念です。特許情報からもAppleはこのポートを利用した製品を開発しているのは事実です。しかし商品は販売されていないので、それまでの間はバッテリーバンドのような商品は黙認という対応でもよかったと思います。

正式に対応した製品に期待


OSで隠しポートの利用が制限されてしまった以上、LightningのようにAppleに許可された製品しかこのポートを使うことができなくなるのでしょう。

今回のOSによるポート制限はAppleが許可した商品(Appleの自社製品)が販売される前兆とも考えられます。それなら期待します。GPSやバッテリー、Felicaチップ搭載のバンドに期待します。


Felicaチップ搭載のiPhoneケースは既に出ています。Apple WatchのバンドにFelicaチップが搭載されれば自動販売機、コンビニ、改札の通過もApple Watchでできるようになるかもしれません。Apple Payと競合しそうですが、機能拡張バンドを自由に作れる環境をAppleに整備してもらいたいです。

参考記事:Apple Watch用バッテリーバンド『Reserve Strap』出荷中止