7月1日から始まったAppleの音楽ストリーミング配信サービス「Apple Music」は開始から3ヶ月が経過しました。これで開始直後に登録した人の無料期間が終わったことになります。
思い返してみると、Apple Music開始直後にSNSで共有されたネタは「Apple Musicの自動更新をOFFにする方法」でした。こんなネタが広く出回ったことを考えると、最初からApple Musicにお金を払う気があった人自体が少なかったのかもしれません。また最初は課金するつもりだったユーザーも、実際にApple Musicを体験して、曲の少なさやレコメンド機能の弱さを実感してしまった可能性もあります。
Appleの話題を書いているブログでも「無料登録した!」って記事は多くありましたが、「更新しました!」って記事はあまり見かけません。もしかしたら更新した人はそれほど多くないのかもしれません。
Apple Musicがより使いやすいサービスになるためにも、多くの課金ユーザーが必要ですが、使えるサービスでなければ課金ユーザーは集まりません。Apple Musicは課金サービスとしての突破口を見つける必要がありそうです。
そもそも日本の若者には「音楽にお金を払う」という感覚が薄いとの話も聞きます。LINE MUSICの有料化の時にもこのことは指摘されていました。Appleの力を以ってこの「音楽無料」の風潮を変えることができるのか、注目すべきかもしれません。