iPhone5cの失敗の原因は、iPhone5sに比べて性能が低く、重くなっているのに価格がそれほど変わらないことが大きかったと思います。最大の特徴のカラフルさも「安っぽい」と評されることも多くありました。しかも価格はそれほど変わらないのに、外観のせいで廉価版とレッテルを貼られ、在庫が豊富だったことから「売れ残り」との印象も持たれてしまいました。
しかしApple Watchではカラフルで軽くて、素材(仕上げ)を安く抑え、価格を安価に抑えたSPORTモデルがよく売れています。SPROTのブラックバンドモデルが全体で最も予約を集めたとの調査(下グラフ)もあり、価格は低くても廉価モデルという評価にはなっていません。これはスポーツというコンセプトを上手く商品に乗せて、「安い」以外の評価軸を付加することに成功したためでしょう。
iPhone5cファンとして、なんとかiPhone6cも発売して欲しいと思っているのですが、再び「失敗作」というレッテルを貼られるようなことがないようにして欲しいです。