なおソフトバンクは今回の対応で4Gスマートフォンユーザーの86%がHD Voice(3G、VoLTE)に対応したとしています。ようするにソフトバンクのスマートフォン間の通話ではほぼHD Voiceの高音質を体験できることになっています。
この数字はおそらくVoLTEで先行するドコモでもまだ達成できていないと思われます。またauではiPhoneがVoLTEに対応したことで、ようやくHD Voice(LTE)ユーザーが増えてきたところです。ソフトバンクは意外なところで2社に差をつけたことになります。
今後、auがHD Voice(3G)の採用に動くことは規格上考えにくく、ドコモもVoLTEの普及に全力を傾けていくでしょう。そのためVoLTE対応端末が普及する1 〜2年程度の間、通話の音声品質面ではソフトバンクが一歩リードとなるのかもしれません。
なおVoLTE、HD Voice(3G)の高音質通話は同一キャリア内でしか利用できません。