しかし影響は確実にありました。最近話題になっているキャッシュバックもキャリア3社で取扱い商品に差がなくなったことで歯止めがかからなくなりました。また3社が同じ端末(型番まで同じ)を扱うことになって、通信品質の競争も激しくなりました。
通信品質の競争は利用者にとってもメリットが大きく、歓迎すべきことです。とくにドコモはiPhone5s/5c発売当初、Xiの遅さ、エリアの狭さを比較記事に暴露されてしまいました。比較されたことで販売にも影響があったはずです。しかしそこから猛烈な挽回が始まり、半年たった現在、Xiの評価は大きく回復にむかっていると言っていいでしょう。
このドコモの意欲的なLTE整備にもiPhoneという共通商品でシビアに比較されたことの影響が多少はあるはずです。今後、キャッシュバック自粛で2000億円程度の費用が削減できると試算されていますが、そのお金で多くの利用者がメリットを享受できる健全な競争をしてもらいたいところです。