2014年4月10日木曜日

本日15時発表 ドコモ新プランはソフトバンクからのメッセージを反映してるか



報道のとおり本日、ドコモは15時より定額プランを含む新料金プランを発表するようです。このドコモの新プランに先駆けてソフトバンクは例の「スマ割」を発表しています。何とも言えない絶妙のプランの真の狙いは、他社に対する牽制であるのでは?と指摘されています(IT Proの読み応えのある記事より)。ソフトバンク側からは極端な価格競争もせず、ネットワークへの負担を抑えつつ定額プランをやりましょう、と暗にメッセージを送ったと解釈されています。

実際ドコモのプランにどこまでそのメッセージを反映されるかが注目点です。

まず、「5分50回、10分1000回」という通話定額の制限ですが、ソフトバンクとしてはネットワークへの過度の負担、接続料金の負担増を避けたいとメッセージを送ったのでしょう。ドコモもその意図を汲んで制限を設ければ設備投資や接続料を減らせる可能性があります。ソフトバンクからの誘惑を断ち切って、無制限プラン(もしくは制限の緩いプラン)を提示できるか注目です。

そして月額料金についてもソフトバンクのプランは現状維持(使い方によっては安くなる)です。これも料金水準(収益構造)は現状のままにしましょうというソフトバンク側からの甘いメッセージでしょう。ドコモが甘言に惑わされずどこまで安いプランに踏み込むか、期待したいところです。

データ通信にしても「スマ割」では2GBだからといって総額は極端に安くありません。ライトプランでもそれなりの料金にしたい、というソフトバンクのメッセージが含まれています。最低でも6千円近辺という水準をドコモが受け入れるか、どうでしょうか。注目したいと思います。

ドコモの発表はいろんな意味で楽しみです。またこれを受けてauも新プランを発表するでしょう。もしドコモがソフトバンクと差別化してくれば、auも特色あるプランを出すでしょう。仮にドコモがソフトバンクのプラントよく似たものにするなら、auも3社横並びを意識して平凡なプランになるでしょう。iPhone取扱いでも横並びになった現状で、3社は再び差別かへと進む必要があるのは確実です。なのでドコモにはぜひとも挑戦していただきたいところです。