しかしまだ不明な点はあります。それはiPhone5s/cがLTEのカテゴリー4対応端末であるか否か、です。もしカテゴリー4端末なら現在、徐々に日本でも整備が進んでいる下り最大112.5〜150Mbpsという超高速のLTEにも対応します。しかしカテゴリー3端末なら150Mbpsエリアでも下り最大100Mbpsとなってしまいます。
どっちなのでしょうか、カテゴリー4であるという情報もないのですが、カテゴリー3であるという情報もありません。
どうもAppleはLTEの最高速度に言及するのを避けているように見えます。AppleのiPhone5sの機能紹介ページでもLTEの具体的な速度には言及がなく、注釈に「4G LTEは特定の国の特定の通信事業者で利用できます。速度は使用する場所の条件によって変わります。4G LTE対応の詳細については通信事業者にお問い合わせください。」と書かれています。
深読みすると、Appleが「最大150Mbpsの超高速LTE」などと宣伝してしまうと、それに対応できていないキャリアの販売を阻害してしまうことを懸念しているのではないでしょうか。また消費者に対しても誤解を与えてしまう可能性もあり、Appleは地域やキャリアで異なる通信速度の最大値を敢えて公表していないようにみえます。
iPhone5Sの機能紹介ページ 下り最大速度への言及は合いrません |