2013年3月7日木曜日

個人で電子書籍を配信するには

iBookstoreの日本語書籍対応で、ついにiBooksをプラットフォームとした電子書籍を個人でも出版できる時代が来た、と思いました。しかし現在のiBookstoreは出版社経由の電子書籍のみの販売となっているようで、個人が作成した書籍を販売する場所にはなっていません。せっかくiBooks Authorという素晴らしい電子書籍作成ツールがあるのに残念です。AppleもiBooks Authorの日本語対応と個人の参入を検討しているようではありますが、現状では不可能です。

そこで個人が電子書籍を制作、販売する方法として一番手っ取り早いのがKindleになるのではないでしょうか。Kindleでは一般的なアプリケーションや電子書籍作成専門のツールを使って電子書籍を作ることも可能で、個人が電子書籍を販売するにはKindleが現実的なのかもしれません。

Kindleの出版サポートサービス(KDP
ただKindleでの販売はアメリカでの商行為とみなされるため、アメリカ国内で源泉徴収され、さらに日本の税務当局からも源泉徴収されてしまいます。これを避けるための書類作成(EIMの取得)が面倒になっています。とはいえiBooksで必要なISBNはKindleでは不要となっており、多少は参入しやすいプラットフォームになっていると思います。