2016年1月29日金曜日

ソニーの決算報告から見るiPhone販売の現状と将来

ソニーは29日に2016年3月期の第3四半期決算の報告会を開催しています。ソニーはAppleからiPhoneのカメラ用のセンサー(下の写真で四角の部品)を受注している企業です。同社の業績の一部がiPhoneに支えられていると言っても過言ではありません。



そのソニーのCFOが以下のような発言をしています。


また同時に下のようなグラフを示しています。


ソニーのイメージセンサー部門の業績推移は主にApple(上記発言では「主要顧客」)からの需要の変化に起因していると推測されています。要するにAppleからのiPhone用のイメージセンサー受注が秋口から減少し、16年3月期第4四半期にはさらに減少する見込みだが、来年度の第1四半期分の受注は既に入っていて回復が期待できる。ということです。


これを今語られているiPhoneの状況に当てはめると、やはりiPhone6s/6s Plusの販売は2016年に入ってあまり状況は良くないっぽいです。Appleも今年に入ってからの中華圏における販売の減速を示唆しています。しかし来年度にはiPhone5e(5se ?)の発売や次期iPhone分の生産が活発になる。といったところでしょう。

既にアジア圏のサプライヤー情報をソースとして、iPhoneの販売不信が多く伝えらえていましたが、ソニーの決算情報からもそれが裏付けられてしまった状況です。そして来年度の第1四半期には回復を見込んでいるということは、iPhone5eの発表、発売が近いことを示しているのかもしれません。