2014年12月24日水曜日

Firefoxスマホ、第三軸というより市場を刺激する存在として期待

先日auがFirefox OS搭載のスマートフォン「Fx0」を発表しました。明日から先行発売されるようですが、期待と不安が渦巻く中でのスタートと言っていいでしょう。期待は大きく持ちたいのですが、結局いつの間にか消えてしまう不安もあります。


ただiPhoneファンとしてもFirefoxスマホにはかなり期待します。開発者主導で様々なものと連携機能を構築できるスマートフォンは魅力です。Appleもスマートホームなる開発キットを用意していますが、どうしてもアメリカの企業が提携先となり日本での展開は遅れ気味です。

またApple PayやCar Playもアメリカ市場が重視され、その他の国での展開は二の次という扱いです。日本でApple Payが使えるようになるのはいつのことになるのでしょうか。またCar Playだって日本の自動車文化を反映させて根付くような商品には見えません。やはりAppleにとって米国以外の市場は重要ではあるが、最重要ではないと感じることが多くあります。


そうした状況に一矢報いる存在としてFirefox OSには期待します。このOSは短期的に爆発的な普及が見込めることはありませんが、どんどん地域ごとに対応サービス、対応商品が増えていくとAppleやGoogleの方針も変わっていくでしょう。米国のApple本社が一元的に統制している現在の状況が、各地域支社(研究所)ごとの統制へと変化してくれるだけでも僕としては嬉しい変化になると考えています。その変化への刺激としてFirefox OSには大いに期待します。