2014年8月28日木曜日

AppleはNFCをiPhoneに載せて何をしたいのか?

最近の噂はiPhone6でNFCチップが搭載される可能性に触れているものが多くなっています。ただiPhoneにNFCチップが搭載されるという噂は新モデル発表前の恒例行事でもあり、どこまで信用していいかはまだわかりません。iPhone5sの時もまことしやかな噂が流れたのですが、結果は非搭載でした。


iPhoneにNFCを搭載するとすればAppleは何がしたいのでしょうか。日本ではNFC技術を携帯、スマホに対応させ「おサイフケータイ」として使うのも一般的です。ケータイで少額決済ができて、電車にも乗れるのは確かに便利ではあります。AppleもiPhoneを使った決済やクーポン、チケットでの利用を模索しているようにも見えます。

Appleは過去にPassbookアプリ(二次元バーコードアプリ)をiPhoneにプリインストールすることでiPhoneでチケットやクーポンの利用をまとめる方向に動きました。しかしこれは広く普及しているとは言い難いです。Appleがこの鳴かず飛ばずのPassbookをNFCとの連携で一気に飛躍させることを考えていてもおかしくはありません。


ただAppleにはiBeaconがあります。iBeaconもそれほど普及しないまま現在に至っていますが、利用の試みは続けられています。ここでAppleがNFCでの決済を採用すれば、iBeaconの可能性は限られそうです。

iBeaconとNFCの組み合わせがあるのか、それともAppleが取捨選択するのか、非常に気になります。あと、もしNFCとiPhoneが連携して様々なサービスが提供されるなら、日本でどの程度使えるようになるのかにも注目しています。