2014年7月7日月曜日

携帯3社の新プランで一番インパクトがあったのは、auの既存プラン継続だった


auからも定額通話プランが発表され、ドコモ、ソフトバンク、auで新プランが出揃いました。期待は裏切られるものだと改めて実感させられる3社の横並び具合ですが、一部で既に指摘されているように、3社のプランで最も違いが現れたのが既存プランの取扱いではないでしょうか。

ドコモとソフトバンクは揃って8月末に既存プランの受付を終了します。両社では機種変更などに伴って、順次新プランに一本化されることになります。結果的にあまり通話しない人、通信量の多い人も否応なしに値上げプランで契約することになります。8月末ということで次期iPhoneの購入時には新プランが必須になるのかもしれません。


しかしauだけは既存プランの受付を継続します(当初の発表では2015年2月末まで、現時点では期日未定)。現行の5700円のパケット定額と980円の基本料金、通話従量制の組み合わせは9月以降も契約できます。通話定額への需要は一部で高いものの、一般的にはそれほど需要はそれほどない印象です。結果としてauの既存プランは独自性を高め、プランとしての競争力も高くなりそうです。

ソフトバンクやauの新料金プランに付いては、まだまだ変更がありそうです。もしかしたらソフトバンクも既存プランの扱いを変更する可能性は十分に考えられます。しかし、小手先で小さな変更を繰り返すくらいなら、もう一度、抜本的なプランの構造を変えてもらいたい気もします。