2014年4月10日木曜日

ドコモの新プラン 答え合わせ編

ドコモの新プラン(新たな料金プランおよび割引サービス)が発表されました。このプランの大きな特徴は、「通話契約すべてに無制限通話がつく」「データ通信は家族でシェア可能」「ドコモ歴の長いユーザーほど割引が増える」という点でしょう。

ただの評価は分かれています。値上げになる人、値下げになる人が混在しているためでしょう。どのような人が値下げになり、どのような人が値上げになるのでしょうか。

このプランで値下げになる人は、、、

・月々のデータ通信が2GB未満の人
・家族でデータシェア契約が出来る人
・月々の通話料金が4000円以上の人
・データは5GBほど使うけれど、ドコモ歴が16年以上の人

といったところです。逆に値上げになる人は、、、

・データシェア契約ができず、毎月7GB規制に引っ掛かるような人
・月々740円とか3円とかでドコモ端末を利用していた人
・SkypeやLINE、FaceTimeなどで通話料金を大幅に抑えていた人

といったところでしょう。

平均的な利用をする多くのユーザーを値下げ対象に含め、薄く値下げを実施。極端な使い方をする少数のユーザーを数千円単位で値上げとする。これでドコモは収支バランスを取っているのかも知れません。

あと午前中の記事で触れた、ソフトバンクとの「阿吽の呼吸」は要所要所で見受けられます。無制限通話の制限(時間、回数)についてはドコモは極端な例外を除いてありませんでした。しかしライトプランでも月々6,500円(データ2GB3,500円+通話無制限2700円+ISP300円)という水準はソフトバンクのプラン(Sパック総額7,260円)の意向を反映しているかもしれません。またミドルユーザーは概ね現状維持で、ライトユーザーに関しても月額5,000円以下となるような極端な割安プランはなく、急激な収益構造の変化を防ぐ事にはドコモも同意したと言っていいでしょう。

ドコモの発表の次はauです。ドコモのプランを見てどのような案を提示するのか、さらにヘビーユーザー値上げに追随するのか、楽しみでもあり不安でもあります。またソフトバンクも新プランに殆ど優位性がなくなったのでプランを修正してくるかもしれません。当分は騒がしい状態が続きそうです。