2014年1月10日金曜日

やはりiPhone効果はあった ドコモの契約数が大幅増加

先ほど2013年12月のキャリアごとの契約数が発表されました。結果はドコモが苦戦を続けていた状況を大幅に改善させ、契約純増数では大手3キャリア中でトップとなりました。MNP(ナンバーポータビリティー制度)での流出数も着実に減らしています(ロイター)。

iPhone5s/5c発売直後は他社のキャンペーンに圧され、その後は在庫不足に悩み、ようやく2013年11月頃から調子が出てきたって感じでした。その調子は12月も維持されており、下のグラフのように契約関連の指標は改善が続いていると判断できそうです。


もちろんこの数字のすべてがiPhoneの結果とは言えませんが、ドコモからの流出を防ぐ効果、または他社からの流入を促進する効果は充分にあったはずです。そしてそれらの結果としてこの純増数に繋がったと考えられます。当初あったiPhone効果への疑問も徐々に晴れてきたのではないでしょうか。

3月には携帯電話業界は大きな商戦期を迎えます。その商戦にむけてドコモがどれだけ勢いをつけられるかは注目です。さらに3月にはドコモからもiPadが発売されると公然の噂になっています。9月のiPhone5s/5c発売、さらには3月からのiPad取扱い開始を機に、これまでの競争構造が大きく転換しつつあると言っても過言ではない気がします。