2013年9月9日月曜日

iPhone5Sの事前アピール、一社だけ静かなのが気になる

iPhone5Sは800MHzのLTEに対応する、ドコモでも取扱いが始まる、とAppleの発表前にも関わらず話題に事欠かない状態です。どれも公式に発表されたものじゃないとはいえ、半ば規定事実のように情報が広がっています。限りなく公式に近い非公式といったところでしょう。

で、KDDIとドコモ関連の情報が出てきているのに、1社足りません。ソフトバンクです。もちろん事前に何か情報を発信する必要はないのですが、いまのところ話題という面で埋もれている感があります。

11日以降、孫社長の発信力で競争をかき混ぜていくことになりそうですが、今回は巨大キャリアの参戦もあるので、気が抜けない宣伝合戦になりそうです。なにしろライバルは1社から2社に増えて競争は非常に複雑です。話題面で埋もれてしまうと、消費者の比較対象にすらならず、草狩り場になる懸念もあります。ソフトバンクにとって、大きなサプライズがiPhone5Sに実装されているか、画期的なプランを発表するか、なんらかのサプライズが必要でしょう。

僕も含めて最近の消費者はサプライズ依存症的な部分もありますが、それを上手く使ってきたのがAppleであり、ソフトバンクです。今回、沈黙を続けるソフトバンクがどのようなサプライズを持って来るか、かなり期待しています。

去年はテザリング開始がサプライズでした
個人的にはSprint社と同様の「データと通話の無制限プラン」、「複数回線契約での料金値引き」と予想します。料金は米国の最大80ドルから少し安い設定にしないときついかもしれませんが、1回線契約で6,500円程度なら競争力を持つ可能性はありそうです。これが家族4人契約で1回線4,000円で通話とデータが無制限となれば、割安感も出て競争力を得るかもしれません。さらには複雑になった料金体系の単純化は消費者に支持されるはずです。